anoyetta の開発記録

主にFFXIVとかACTとか。開発に関することやたまに趣味のことも書くかもしれない。

ロジカルシンキングの基本

ロジカルシンキングの基本について紹介したいと思います。

日本人の文章や話し方というのは分かりづらいのです。なぜならば学校でライティングを教えていないからです。学校の国語の時間に「起承転結で書きなさい」と言われたことはないでしょうか?起承転結とはストーリーの考え方であってビジネスライティングの手法ではないのです。物語では結末を最初に書くわけにはいきません。起句、承句で読み手を引き込み、転句で盛り上げて結句で締める。ビジネスにおいては結論は早く知りたいし、報告や主張でドラマチックな盛り上げも不要です。

では伝わる文章とはなにか?ロジカルシンキングの一部を紹介したいと思います。

ピラミッド構造

ピラミッド構造と呼ばれる文書構造で表現します。

  1. 結論、メインメッセージ
  2. メインメッセージを支える複数の根拠

このような主張にします。複数の根拠に支えられたメッセージは強い納得感を生みます。

例)ぐるぐる固定式を採用したい

原文

どちらでもいいと思う。
この動画だとぐるぐる固定式を採用しているし、難しさはどちらも変わらないし私はどっちでもできる。
イディル式だとタンクの誘導を頑張らないといけない、野良練習にいってきたらタンクの誘導がイマイチで殴れなかったりした。
その後に別パーティで固定式でクリアしてきたよ。

結論すら書いていないわけですがありがちな主張ではないでしょうか?

読み手側の読解力によって「この人はたぶん固定式を押しているのかな?」としか受け取れない。弱い主張なので他の人からイディル式の強い主張があったときにイディル式が採用されるかもしれない。そのときになって改めて強く固定式を主張する。「ああ、この人はやっぱり固定式を押してたんだね」となるわけですね。

修正文

固定式で行きませんか?

・戦術理解度が高い
我々が以前から参考にしている動画では固定式を採用している。我々にとってこの動画の閲覧数は多い。パーティ全体の戦術理解度も高いだろう。

・必要なコツが少ない
イディル式ではタンクがいい位置に誘導しておくというコツが必要になる。固定式ではそのコツが必要ない。したがって時間的コストも下がるだろう。

・実績がある
私は固定式で昨晩クリアしてきました。 

どうでしょうか?主張の強さの違いが分かるのではないでしょうか?

言っていることは大きく変わりません。イディル式、固定式については明確な優劣はないでしょう。しかし持っている要素を分析すると主張は一つになる。またどちらかに決めないといけない状況ですから曖昧な主張を聞き手は求めていません。要素を分析して組み立て直してから主張すること、聞き手を意識して聞き手の知りたいことを主張することが大切なのです。

主張のコツ

1. 聞き手を意識してメインメッセージを言う

自分の言いたいことを言うのではなく、聞き手の聞きたいことを言うのです。

ここでは聞き手の関心は単純です。
「イディル式、固定式どちらがよいのか?」
これに対して「どちらでもよい」が冒頭では聞き手の関心を引けません。イディル式、固定式に明確な優劣がなく選び難いのはすでにわかっています。だからこの状況にいるわけです。それでもどちらかに決めなければ実践に移行できない。さてどちらかに決めるために議論するぞ、という状況ですのでその課題に対して答えなくてはならない。

2. 理由は3つ

根拠を複数と書きましたが3つがよいです。1つでは弱い、4つだと長くなって聞き手が認識しづらくなります。マジックナンバーという人間が一度に把握しやすく丁度よいと感じる数があります。ある程度幅のある数ですがそこから3を採用している例は多いです。アメリカの有名コンサルタント会社やスティーブ・ジョブズもマジックナンバーは3としてプレゼンしていたと言われています。

3. センテンスは短く

修正文では接続詞を使っていません。接続詞を多用してセンテンスを長くすると聞き手が理解しにくくなります。説得力を増すためにあれもこれもと根拠をつけがちです。そのとき「~~だし」と接続詞を使ってセンテンスをつなげてしまいがちです。しかし聞き手が「一旦ここまで理解した」と飲み込むポイントが無くなってしまいます。

第一のコツでも触れていますがあくまでも「聞き手」を意識することが共通するコツです。

主張が強すぎる

イディル式、固定式が甲乙つけがたいのも事実です。論理的には固定式だがそこまで強く主張したいわけじゃない。
わかります。この場合は国語のテクニックを使って主張を調整します。

マイルド文

甲乙つけ難くはあるが、固定式で行きませんか?

・戦術理解度が高い
我々が以前から参考にしている動画では固定式を採用している。我々にとってこの動画の閲覧数は多い。パーティ全体の戦術理解度も高いだろう。

・必要なコツが少ない
イディル式ではタンクがいい位置に誘導しておくというコツが必要になる。固定式ではそのコツが必要ない。したがって時間的コストも下がるだろう。

・実績がある
私は昨晩に固定式でクリアしてきました。 

いわゆる枕詞ですね。あまり長い言葉を挟むと言っていることが分かりづらくなります。

まとめ

  • 結論から言おう
    ビジネスシーンもレイド攻略も迅速さが求められます。

  • 聞き手意識しよう
    思ったことをそのまま主張するのではない。言うべき主張を構築してから主張しましょう。

参考図書

入門 考える技術・書く技術――日本人のロジカルシンキング実践法

入門 考える技術・書く技術――日本人のロジカルシンキング実践法

  • 作者:山崎 康司
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2011/04/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

ロジカルシンキング、ビジネスライティングの定番です。どうやって身につけるか?というところまで書いてあります。この本を読んで3ヶ月くらい意識して実践すると全ての思考や話し方がロジカルシンキングになります。ページ数も少ないのですぐに読めます。

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